ロシアのプーチン大統領は23日、モスクワを訪問したイランのアラグチ外相と会談。イランへの攻撃を「根拠や正当性がまったくない」と指摘したが、米国やイスラエルを名指しで批判しなかった。ロシア大統領府が発表した。ウクライナ侵攻の停戦協議をにらみ、トランプ米大統領との友好関係の維持が念頭にあるとみられる。
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プーチン氏は攻撃について、「我々の立場はよく知られており、ロシア外務省が表明している」と述べるにとどめた。同省は22日、米国のイラン攻撃を「断固として非難する」とする声明を発表していた。
プーチン氏は「イランとは長く、良好で信頼の厚い関係にある。イラン国民への支援の努力をしている」と発言。トランプ氏やイスラエルのネタニヤフ首相、イランのペゼシュキアン大統領らと電話協議しているとし、「今日は、現状からの脱却について議論する機会になる」と期待を表明した。
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